青木病院

精神科、児童精神科、老年精神科、
心療内科、内科、小児心療科

「大事な人」に会っておこう

コロナの猛威は、一見すると一息ついたようですが、

毎日の感染者数をみても、世間の情勢をみても、

隙あらば第二波として襲ってくるという気配は、消えそうにありません。

医療機関は特に感染予防への警戒は必要で、

青木病院でも、日々、頭をひねり、工夫をしながら、「ジレンマを抱えながら」、

よりよい治療の場の提供をしようとしています。

 

なぜ「ジレンマを抱える」必要があるのか。

それは私たちの病院が「心の健康を支援する」精神科病院だからです。

私たち人間は、体が無事ならそれでいいわけではない。

コロナや感染症にかからなければ(そしてそれで命を落とさなければ)それでいいわけではない。

 

・・・自分が信頼する「大事な人」の存在。

それは、家族や友人、仕事や趣味の仲間、患者さん仲間かもしれないし、

私たち治療者・援助者かもしれない。

そういう「大事な人」とのかかわりがなくては、心は生きていけない(心が健康になっていかない)と、

私は思うのです。

 

コロナにはかからないようにしなければいけないですね。

自分にも周りにも深刻なダメージを与えてしまうかもしれない。

でも、

コロナにかかったら「大事な人」には会えません。

そうでなくとも、冬になり、普通の風邪やインフルエンザが流行すると、

再び最大限の自粛が必要になるかもしれません。

「大事な人に、会える時に会っておく」。

それは厚生労働省の「新しい生活様式」には入っていませんが、

心の健康のために、これからの生活には必要だと私は思うのです。